なんてなんでもないんだ


なんてなんでもないんだ、とおもう。
なにものにもなれず、ただ、じぶんであるしかない。

たとえばそう大切なひとがおもっていたら、きっとこういうだろう。
「ただじぶんであることの難しさ。そして、あなたがあなたであることの素晴らしさ」
「わたしは、あなたがあなたであることが嬉しい」



それを自身に許さないのが、じぶん、というものだろう。

舞い上がる桜の花びら。来年また咲き誇るまでの日々。




巡る。巡る。